新たな社会的要請をふまえた美術教育方法研究・芸術を核とした学際融合研究


研究概要
1.新たな社会的要請をふまえ,美術教育の立場から異分野を専門とする大学教員と学校教育現場,美術館等の他機関と連携し,地域の資源“人・もの・こと”を活用した芸術教科を軸とした教科横断・融合型学習を開発し,実践を通した学びの検証や学習指導内容・方法の研究に取り組んでいる。
2.海外(スペイン,台湾等)の新たな教育の在り方に着目し,CLIL教育(美術と外国語)やSTEAM教育(科学・技術・工学・芸術・数学等の融合),ダイバーシティの視点を取り入れた教科書や指導内容・方法の研究に実地調査等も行いながら取り組んでいる。
3.油彩画の小品及び一年をかけた大作制作を通して,絵画技法と表現技術の研究を行っている。
アピールポイント(技術・特許・ノウハウ等)
1.執筆書籍の紹介
・「“色って何だろう?”から視覚障害児の色のイメージを育む色彩学習プログラム「私の色辞典をつくる」について教えてください」『視覚障害のためのインクルーシブアート学習 基礎理論と教材開発』茂木一司・大内進・多胡宏・広瀬浩二郎 編集,ジアース教育新社,(共同執筆)pp.214-219,2021年。
・「各国の教科書制度 欧州:スペイン王国」『海外教科書制度 調査研究報告書』,公益財団法人教科書研究センター,(単独執筆)pp.14-15,p.50,pp.283-289,p.429,2020年。
・『色から始まる探究学習—アートによる自分づくり・学校づくり・地域づくり』,「地域の色・自分の色」実行委員会+秋田喜代美 著・編集,明石書店,(共同執筆)pp.75-83,(単独執筆)pp.220-225,2019年。
・「第14章 国内外の美術教育研究の動き」『小学校図画工作科教育法』山口喜雄・佐藤昌彦・奥村高明 編著,建帛社,(単独執筆)pp.162-172,2018年。
2.所属する美術団体 独立美術協会
応用可能な分野
STEAM教育,アートの機能を活用したプロジェクト,アートシンキング等