インフォーマル金融の制度化及び投資教育
研究概要
1. インフォーマル金融の制度化
金融システムが未発達している国では、「インフォーマル金融」と呼ばれるものが大きな役割を果たしている。そのため、発展途上国を中心に、多くの国でこのインフォーマル金融を制度化する試みがなされている。そこで、このインフォーマル金融に注目し、その制度化が各国の金融システムの形成にどのような影響を与えているのかを研究テーマにしている。とはいえ、研究対象にしているのは発展途上国だけではない。先例の研究として、かつての発展途上国であった韓国や台湾のインフォーマル金融、また、いまだにインフォーマル金融の規模が大きいといえる中国についても研究している。
2. 金融リテラシーと投資教育
日本では金融リテラシーの大切さがさほど注目されていない。しかし、経済格差をなくすためにも投資教育をつうじた金融リテラシーの向上は急ぐべき課題である。このため、投資教育や学生との投資ファンドの運営をつうじて、金融リテラシーに関する研究教育に取り組んでいる。
アピールポイント(技術・特許・ノウハウ等)
韓国科学財団の派遣研究者
上海社会科学院訪問教授
野村証券とのコラボ投資教育
大分法務局外部評価委員
応用可能な分野
韓国やアジアの金融証券市場についての調査・分析
投資教育全般