歴史的アプローチに基づく多文化共生社会に関する研究


研究概要
1 中国華南山間地社会史の研究
17世紀の中国華南山間地における動乱と秩序形成を追究
しています。
特に当該地域における開発・移住に基づく社会変動とそ
れに対する政府の権力浸透過程を、行政文書を中心とした
文献に基づきながら、研究しています。
この研究を通して、中国社会・アジア社会の特質を見出
そうとしています。
2 歴史教育の授業開発に関する研究
歴史研究の成果に基づいた社会科教育の多様なスタイル
を提案しています。
歴史研究のエッセンスを生かしながら、小学校・中学校
・高等学校・大学・その他における社会科、とりわけ歴史
の授業や学びを意義あるものにするために、アクティブラ
ーニング(AL)のメソッドを新たに生み出すことを目指し
ています。
3 多文化共生社会に関する研究
上の1・2をふまえ、歴史的背景を視野に入れ、現代
世界・現代日本の諸課題解決を導くアプローチ方法解明
を試みています。
焦点化しているテーマは、文化の異なる人々が共生で
きる社会のあり方です。世界各地の移民問題に端を発す
る対立・紛争の解決及び融和の方向性に関する理論・実
践を発信することに努めています。
アピールポイント(技術・特許・ノウハウ等)
・著書『明末清初期、広東東北部地域における行政区域の変化について』(1998年)
・大分大学教育学部附属教育実践総合センター長(2018年度~)
・教員免許状更新講習「多文化共生社会を考える」の講師を担当(2013年度~2021年度)
応用可能な分野
異文化理解研究,マイノリティ研究,映像資料研究,文献学