持続可能な社会の担い手としての変容を目指した授業づくり
研究概要
1.持続可能な社会の担い手としての価値観と行動の変容
ESD(持続可能な社会の開発のための教育)は、SDGsに挙げられているような現代社会の諸課題を自分ごととして捉え、問題の解決につながる価値観や行動等の変容をねらいとする学習です。私たちや子どもたちにとって、あたりまえになってしまっているライフスタイルが、社会や環境に大きな負荷を与えているかもしれません。子どもたちが持続可能な社会の担い手となっていくためには、知識を獲得するだけでなく、対話を通して他者と学びあうこと、そしてその過程で価値観や行動を変えていくことが求められます。こうした持続可能な社会の担い手を育成する授業づくりや子どもたちの変容について、研究を進めています。
2.地域の教材を活かした授業づくり
地球規模の課題の多くは、小学生や中学生にとっては、自分ごとになりにくいものです。しかし、課題の多くは、私たちの毎日のくらしや、身近な環境・社会的事象とも強く関係します。また課題だけでなく、地域の良さを見いだしていくことは、持続可能な社会づくりに欠かせない視点を与えてくれます。社会科や総合的な学習の時間の実践を通して、身近な「ひと・もの・こと」と地球規模の課題とを結び付け、より良い社会の在り方や自身の生き方について考える授業づくりを研究しています。
アピールポイント(技術・特許・ノウハウ等)
・ESDの授業実践
・小学校社会科/総合的な学習の時間の授業実践
応用可能な分野
・社会科教育
・平和学習
・地域資源学習/世界遺産学習