健康寿命の延伸と社会的関係資本の醸成に関する研究

研究概要
1.健康寿命の延伸に関する研究
本研究は、安全かつ簡便に実施できるノルディック・ウォークを採用し、健康寿命の延伸を図ることにある。ノルディック・ウォークは、身体全体の約90%の筋肉を活動させる全身運動となるため、通常のウォーキングと比較すると、運動効果を20%アップさせることができる。
2.社会的関係資本の醸成に関する研究
ノルディック・ウォークを用いた運動を媒介とし、地域住民の交流人口を高め社会的関係資本を醸成することにある。集団で運動を行うことから社会的関係資本を醸成する。
3.生活保障に関する研究
住民の交流人口の増加は、地域の支え合いの機能を向上さるとともに、地域市場の経済を還流させたり、代替的な福祉サービスを住民が担ったりと福祉的効用を高めることが期待できよう。
この他に、地域社会の問題として、グローバル経済が進む現代社会においては、地域の雇用の創出や所得の向上が問い直されている。本研究のもう一つの目的として、地域資源を活用して交流人口を高め、社会的関係資本を醸成するとともに、雇用の創出、所得の向上を図ることである。
上記に示す地域資源の活用は、全国で採取できる竹を活用し、ノルディック・ウォークで使用するポール(杖)を竹材から制作し、商品化に試みることにある。
以上、運動を媒介とした社会的関係資本の醸成と雇用の創出、所得の向上を図り地域経済の活性化を検討することにある。
アピールポイント(技術・特許・ノウハウ等)
〇体力測定及び運動指導 〇コミュニティ分析(ネットワーク,定量分析)
〇地域共生社会に向けた実践 〇地域経済の活性化
応用可能な分野
〇介護予防・地域福祉計画
〇自治体ならびに中間支援団体支援等