「消化器悪性腫瘍や炎症性疾患の治療法開発、低侵襲治療の開発、高度肥満に対する内視鏡治療の開発」

研究概要
消化器外科・小児外科に関して、腫瘍学・侵襲学・免疫学・病理学・生理学・分子生物学など各分 野に focus を当て、実際の手術組織・培養細胞・動物モデルを用いて基礎研究を行っている。研究 内容としては、食道癌・胃癌・大腸癌・肝癌・膵癌などの悪性腫瘍の治療や炎症性腸疾患および急 性腹症などの救急患者の病態解明と新しい治療法開発を行っている。 また、高度肥満に対する内視鏡治療や腹腔鏡手術などの低侵襲手術手技の開発や産学官連携プロジ ェクトによるデバイスの開発も推進している。当科での研究は次の通りである。
1) 外科腫瘍学に基づいた新しい癌・癌治療副作用の治療法開発と個別化
2) 低侵襲性治療法の標準化とデバイス開発
3) 炎症制御の新規治療法(新規抗酸化剤治療、光線療法)の確立
4) 胃・腸内細菌感染症の新規治療法と生体に与える影響
5) 肝癌の集学的治療に関する研究
6) 肝疾患と微小血流変化の解析
7) 膵癌の分子生物学的研究
8) CO2 気腹が生体や腫瘍に与える影響
9) 高度肥満に対する内視鏡下治療の基礎研究
10) ロボット手術や NOTES などの低侵襲手術の臨床応用
11) 人工知能を用いた次世代手術法の研究
アピールポイント(技術・特許・ノウハウ等)
1) 内視鏡粘膜挙上薬の開発(デバイス)
カイゲンファーマ(株)と共同研究締結 ・特許出願(2013年3月)
2) 抗癌剤脱毛予防薬の開発(医薬部外品)
特許承認(2013 年)・CIA 研究会プロジェクト研究 アデランス(株)と共同研究
3) 新規ヒストン抗体の開発(医薬品)
ベアトリクス(株)・城西国際大学/広島大学と共同研究
特許申請済(2012 年6 月)
4) 内視鏡外科手術 経静脈的止血バル-ン(デバイス)
メディキット(株)と共同開発・特許出願(2015年5月)
5) 光線照射装置(デバイス)
(株)デンケンと共同開発・特許出願(2016 年 3 月)など
応用可能な分野
1) 新規抗がん剤開発
2) 低侵襲治療
3) 炎症性疾患治療
4) 肝・膵疾患治療
5) 高度肥満治療
6) ピロリ菌感染症治療
7) 手術トレーニング
8) 救急医療