糖尿病療養指導士と患者会の協働による地域医療連携・セルフケア支援


研究概要
1.糖尿病療養指導士と患者会の協働によるセルフケア power up プログラムの有効性
糖尿病重症化予防のためのセルフケア支援では、単に食事や運動などのセルフケア方法や知識だけ でなく、自分自身で自分のセルフケア状況を自己評価できる力を育成することが重要であるが、外来 診療時だけでは効率的ではない。そこで、糖尿病・予備軍のある人と糖尿病療養指導士(CDE;Certified Diabetes Educator)との相互作用の場である、患者会活動や一般公開講座などにおいて、先行研究 で示唆された『糖尿病をもつ人のセルフケア自己評価を促す支援のガイドライン』(H25~H28 基盤 C ) を活用したセルフケア支援を行い、患者会との協働によるセルフケア power up プログラムの有効性 を明らかにする
2.情報共有化のためのシステム:外来看護や介護老人保健施設でのセルフケア支援ツール
人々は健康に対する意識を高め,自分の健康は自分で護るといったセルフケアの精神が高まりつつ ある。また,個人にとってより良い医療を,個人が選択する時代となっていると考える。このように, 自分の健康は,自分で護る健康,自分で選ぶ健康として,地域住民が自分の健康への関心を高め,自 分の健康に応じて適切に医療・保健の活用ができるように情報を提供するシステム、また外来看護の セルフケア支援のツールとして尺度やコンテンツの開発を検討している。