低公害代替燃料の高度利用技術に関する研究


研究概要
近年,地球温暖化,酸性雨などの地球規模での環境問題の発生により,環境汚染物質低減への社会
的要請が高まっている。取り分け運輸部門では,その約98%をガソリン,軽油などの石油に依存
しており,排ガスのクリーン化と同時にエネルギーを多様化して石油依存構造を安定化させる必要
がある。このような背景から,エンジン燃焼技術にはクリーンな石油代替エネルギーへの転換とそ
の高効率かつ低公害な新燃焼法の確立が望まれている。本研究では代替燃料として天然ガス,バイ
オマス,DME などを対象として,これら燃料を実機に適用するためにその基本的な燃焼特性を実験
的に算出し,データベース化する。その結果に基づき,内燃機関やガスタービンなどの燃焼器に対
して高効率かつ低公害な燃焼技術を提案する。
アピールポイント(技術・特許・ノウハウ等)
1.新代替燃料に対応した基礎燃焼特性データベースの構築
2.新燃焼法の評価
3.燃焼モデルを取り入れた燃焼計算
4.燃焼計測
応用可能な分野
各種燃焼器
代替燃料